2013.12.05 Thursday
壊了 〜 1週間ぶりにインターネット開通
工事中 工事中 (12月3日記)
12月である。
早い。年月がたつのは実に早い。
年を取ると歳月の流れを早く感じるという。しかし、若かったころ、いや子供だった頃でさえそんなに歳月がたつのは遅かったか?
まだ宿題がたくさん残っているのに夏休みはあっという間に残り少なくなっていたし、12月になるとクリスマスかと思っているとあっという間に大晦日で、大晦日もあっという間に1日で終わり、お正月だと喜んでお年玉を数えて使い道を画策しているうちに冬休みも終わっていたような気がする。
ところで「貯金するから」と言われて母親に取り上げられたお年玉はそれからどこに行ったのだろうか?
こんな、消えたお年玉の謎を抱えているのはわたしだけ?
さてその12月であるが深圳もさすがに暖かいなどということはなく、朝・晩は少し肌寒さを感じることもあるが、涼しい日が続いている。昼間の最高気温は25度くらい。過ごしやすい気候といっていい。
さすがに南国だと思うのは風景が変わらないこと。木々の葉が黄色く変わり落ち葉が舞いというようなこともなく、木々は緑の葉をつけたままま気温だけが低くなっていく。
* * * * *
中国の人のマナーは世界中で評判がよろしくないようである。
確かに日本人には抵抗のある食べ方をする。美人でも大きな口を開けガツガツと食べる。
幻滅する日本人男性もいるようだが、わたしは幻滅したことはない。
幸か不幸か、不幸に決まってるのだが中国人美人と二人っきりで食事したことがないからだ。
そして、骨や皮など食べられない部分は、どんどんテーブルの上、あるいは床にどんどん捨てる(※注)。
まるで、ごみの中で食事をしているみたいだ。
「どうしてテーブルに捨てるの? 皿に捨てたらいいのに」
日本人K先生が中国人に聞いたら、
「皿は食べるものをのせるものだろ」
と言われ妙に納得したと言っていた。
「他説有道理(ターシュオヨウダオリ)」
なるほど確かにその通りだという気がする。
いや、だから食べ物用とは別に骨や殻を入れる皿を用意するんだよ。
ゴミの捨て方も奇妙な光景を目にすることがある。
とにかく床に、そこらへんに捨てる。そして、そのあと改めてゴミを集めゴミ箱に入れる。
ならば最初っからゴミ箱に捨てたらどうか。
* * * * *
先週からインターネットが突然つながらなくなり、テレビも映らなくなった。ウチはテレビもインターネット回線を通じて見るという仕組みになっているのである。
今日(12月3日)は、授業が午前の1コマだけだった。それでウチにいる。いや実はインターネットの修理に業者が来るはずなので、ウチにいないといけないのだ。
が、例によって来ない・・・。
本当は先週来てもらう約束をしていたのが来なかったので、また今日来てもらう約束をしたのであるが・・・。
中国びいきのわたしでも、「悔い改めよ、中国」と感じる瞬間である。
と、待つこと3時間以上。業者がやって来た!ヤア!ヤア!ヤア!
1時間近く、いろいろパソコンを操作したりしていたが結果は、
「壊了(ホアイラ)」
モデムと言うか、いやルーターかな、それが壊れているとのことである。
この前、テレビが映らなくなったときも、この言葉「壊了(ホアイラ)」を聞いたぞ。受信機が壊れていたのである。
「壊了」。これ、わたし思うに「ニーハオ」「シェーシェー」「メイヨウ(没有)」「ドウシャオチェン(多少銭)= How much?」と並ぶ、中国語初級必修会話の一つである。
とにかく中国は物がよく壊れる。
中国在住日本人のブログを読んでみよ。みな泣かされている。
日本なら、ものが壊れるというのは「うーん、これもう10年以上使っているからねぇ。寿命だな」みたいな壊れ方だと思うが、こっちは壊れるのが早い。早いだけでなく思わぬ壊れ方をすることもある。
日本語教師LIFEセンセーは、買って間もないGIANT(中国の代表的な自転車メーカー)の自転車のペダルが走行中外れた。
もっともこのセンセーはいやな奴なので、嫌がらせをされていたのかもしれない。
エアコンが壊れ、水が滝のように流れ出てきたという人もいる。
ウチのN先生は、マンションのカギが真っ二つに折れた。
K先生は突然ブレーカーが爆発して煙をあげた。そして修理まで3日間ほど電気なしの生活をした。
カギが真っ二つというのは、わたしも濰坊の学校で経験した。実習生が教室の扉を開けるためカギを差し込み回すと見事に折れた。
今の中国を語らせたら(左翼的と言う意味で)わたしの左に出るものはいない、みなわたしの右に出てる(駄目じゃん)と自負する中国びいきの者であるが、それでもやっぱり、
「悔い改めよ、中国」
12月。日本は師走で先生も走り回るくらい忙しい月と言うことなのだが、ウチの学校は閑散期。
中国人にとって新年は太陽暦の1月1日ではなく、旧暦の春節。
学校に年末年始の休みは12月30日から1月1日の3日間だけである。
※注: 比較的値段の高いちゃんとしたレストランはそんなことはない。一般庶民が普段利用する食堂がそうなのである。
それから驚ろくのは、複数で食堂に入ると出てくる料理はそれが誰が注文したものであれみんなの料理になること。つまり、AさんBさん二人で食堂に入り○○定食と××定食をそれぞれ注文したとする。すると、おかずの○○と××は二人のものであり断りなしに箸を伸ばす。遠慮がないというか、人と人の垣根が低いというかある意味うらやましい。
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