『中級から学ぶ日本語』『上級で学ぶ日本語』を読む

マンションに帰ると見知らぬ美少女が、わたしを待っていることがある。

美少女は名刺サイズのミニマム・ボディーで、必ずドアに挟まれている。
そして、頼んでもいないのに、いきなり電話番号を教えてくれて、「お電話くださいね」とか「遊びましょう」なんて言ってくる。
　

知らぬ間に、わたしにも♡モテ期♡が訪れているらしい。
できれば、ドアに挟まっている美少女を「大丈夫ですか？」なんて声をかけて救出したあとは、丁重に部屋に招き入れ、お茶なんかをしながら、日中間に横たわる政治の問題と日中友好ついて、お互いに深く議論をつくしたいと思うのだが、相手が下着姿だけに、政治論をたたかわせるのは間違いではないかと思うし、つまりは別にやることがあるような気もするし、でも何より中国語ができないので、ひらひらと床に落ちていく美少女をどうすることもできない。

いや、深圳ではどうにかしようとして、実は廊下に落ちた美少女を拾おうとしただけなのだが、その瞬間風が吹いたかと思うと、いきなりオートロックのドアが閉まり部屋に入れなくなった。

この時は、マンション１階に常駐している警備員に、美少女のことはなんとなく恥ずかしかったので内緒にしながら片言の中国語で事情を伝えて、美少女ではなく錠前屋さんを呼んでもらった。
その時の出費、２００元なり。われながら、いったい何をしてるんだか。

ところで、この美少女達は何をしたくて、わたしのマンションを訪れて来るのだろう？

上海のホテルでも美少女がドアに挟まれていた。
　

さすがは上海、この美少女は英語でもアピールしている。
内容も具体的だ。
んん？　上段の中国語と下段の英語の順序が一致してないぞ。これも中国らしくてよろしい。

それはともかく内容を読むと、お金をくれたら各種マッサージをしてさしあげますわよ〜ん、ということらしい。
マッサージの内容は、
　Oil Massage 　 　 RMB 80/60Minutes
　Chinese Massage RMB100/60Minutes
等など・・・。

マッサージなら、学校の近くの立足点というお店で、ウチの学校の卒業生の豆豆（ドゥドゥ）ちゃんという、四川省出身でとびっきりの美少女（↓写真： ホントのホントにこんな顔をしている。嘘ではない）にしてもらっているから必要ないや。
　 　

中式按摩６８元なり。
下手なんだけど・・・豆豆ちゃん。


ああ面白きかな日本語教師LIFE in ・・・って、全然面白ないわ！　美少女をドアに挟まんといて欲しいわ！　校長センセーとちゃうちゅーねん！


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