2013.11.18 Monday
テロルの季節 〜 深セン地下鉄事情
・10月28日、北京の天安門前でウイグル人の乗る車が観光客に突っ込み炎上。
・11月6日、山西省太原市の共産党委員会ビル前で連続爆発。
いつも深圳・地下鉄1号線を利用して通勤している。
↑ ここで整列して電車を待ちなさいということだけど、ちゃんと靴はけ。
深圳の地下鉄は東京・大阪なみに本数が多い。それでもつねに多くの乗客が乗っており座れないことが多い。
中国の地下鉄と言うと、床がゴミだらけとか、車内で大きな声で携帯電話で話しているというイメージもあるようだが、深圳の人は都会的なマナーは比較的身に着けており、そんなことはない。
携帯を操作している人が大変多くて、日本の地下鉄の車内と大して変わらない。
車内放送は中国語(普通話)→広東語→英語の順の3か国語放送。
国際的な感じもするが、例えば標準語→関西弁→英語の順に放送があるようなものだと考えると、ひどく中国ローカルな気もしてくる。
うちの最寄の坪洲(ピン・ジョー)駅では、ときどき、駅利用者全員の身分証(※注)チェックがある。
改札口に向かう通路の前に公安関係者がずらっと並び人の流れをブロックして、全員の身分証をチェックするのである。
わたしは外国人なのでパスポートを見せる。
学校の最寄駅、つまりいつも利用している白石洲(バイ・シー・ジョー)駅では、このところ毎日荷物検査を実施している。
駅にX線検査装置があって、いちいち荷物を通さないといけない。
このX線検査装置は地下鉄の各駅にある。普段は駅構内の片隅に眠っているのである。
「どうして荷物検査しているのですか?」
中国語のできるK先生(女性)がきくと、
「上からの指示だ」
という答えが返って来たそうだ。
「中国らしい答えですよね」(K先生)
上からの指示のおかげで、われわれ人民はテロから守られ、安心して地下鉄を利用できるのである。
為人民服務。
有り難いことだ・・・とはもちろん誰も思っていない。
※注:中国では16歳以上の全国民に「居民身份証」が交付される。
※注『テロルの季節』: 若松孝二監督1969年の作品。見たことはない。
2013.11.10 Sunday
中国で半沢直樹を見る 〜 倍返しは加倍奉還
前回のエントリーに、コメくれた同志S様、三宅様。いつも応援ありがとうございます。
いやぁ、ちゃんと読者いるのだな。深圳に来てから更新が少ないのに、アクセス解析を見るとだいたい毎日100近くのアクセスがある。
更新が少ないのは休みが週一しかないことと、授業が夜まである日が結構あって帰りが遅い、つまり忙しいのだよ。
深圳は日本人も多いのでDVD屋に行くとちゃんと日本の映画・ドラマ・アニメの棚がある。
もちろん海賊盤率100%。
棚を見ていると「あなたが探しているのはこれでしょ?」とばかりに店員が『半沢直樹』を手に話しかけてくる。
みごとにのせられ買ってしまった。
「のせられた」というのは、店員の中国語を理解したのではなく、一生懸命勧めてくる女性店員が可愛かったということ・・・。
『半沢直樹』はこっち中国でも人気がある(※注)。
中国人G先生も「学生たちが面白いというので、インターネットで見ました。素晴らしかったです。おかげで睡眠不足です」と言っていた。
買ったDVDはこんなの。ケースは立派だが、中はDVDが7枚(7枚組である)入っているだけ。
「クソ上司め、覚えていやがれ!」
サラリーマン、OLやったことある人なら、一度ならずもそう思ったことがあるはずだ。
わたしはと言うと、「どこへ行ってもよい上司にめぐまれ、いつも楽しく仕事をさせていただいておりました」。
面接のときはこれでOKかな。
※注: 中国は経済格差だけでなく、情報格差も大きい。「中国でも」といっても、それは北京、上海、そしてここ深圳のように沿岸部の大都市だけのことかもしれない。何かで「日本のドラマやアイドルは中国でも人気があります」というのを読んだことがあるが、濰坊では全然だった。AKB48すら知らなかった。濰坊と深圳で違うことがたくさんある。「中国では・・・」という情報に接したときは「(情報の発信元である)中国の○○地方では・・・」という情報ではないかと疑う必要がある。わたしのこのブログでも「中国の人は爆竹大好きで、何か祝い事があるとすぐバンバンやっている」(2013年1月1日付)と書いたが、ここ深圳は大都会であり、国際都市なのであって爆竹は禁止されているので街中で爆竹が鳴らされることはない。
※注2: 濰坊でも深圳でもレンタルDVDショップと言うものを全然見ない。学生によると「以前はあったがインターネットの普及でなくなった」ということである。何でもネットで無料ダウンロードできるし、海賊盤も安いからレンタルという商売は成り立たない。日本語教師LIFEセンセーも相変わらずせっせと動画をダウンロードしている。(←こういうモラル、規範意識に欠けた行為を平気でブログに書く日本語教師LIFEセンセーの感覚が理解できない。ふつう、こういうイケナイことはすっ飛ばして、「○○を見ました」とだけ書くものである)
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