2012.08.17 Friday
共産趣味者同盟・中国本部便り
最近、更新の頻度が低い。ネタだけは頭の中にたまっている。
ロンドン・オリンピックのTHE WHOにも一言いいたいし・・・、尖閣諸島に竹島に・・・来週日本へと出発する実習生とのお別れも今日あったし・・・。
更新が少ない原因の一つは、わたしの場合、長文を書いてしまうことが多いからである。
頭の中にシナリオを描いただけで、実行に移すのがおっくうになる。
結婚式のスピーチとブログは短いほうがよろしい。
それに、文章が長いのにやたら注釈やリンクを入れたがる。
これも面倒である。
これは、田中康夫の『なんとなくクリスタル』の悪影響(※注1)である。
30年くらい前に読んだ小説がすっかり血肉化し、脳内の作文領域に組み込まれている。
梶井基次郎や三島由紀夫ではなく田中康夫というところが、
『檸檬』や『豊饒の海』ではなく『なんとなくクリスタル』というところが、
とても恥ずかしい。
いかにも頭が弱そうである。
もっとも赤川次郎よりはましではあるのだけれど。
とか何とか言っているが、恥ずかしいのは『なんとなくクリスタル』であって、田中康夫の著作はよく読んでたけどね。
とにかく、短い文章で更新はこまめにする。ブログはこうでなければいけない。
いつもそうしようと思うが、実行できないだけである。
☆ ☆ ☆
マウスパットを買った。4枚も。1枚8元(1元は約13円)。
左下のマウスパッドのデザインは、マッチング・モールのLittle Red Recordだ。元ネタはこれだったのか。
「我们一定要解放台湾」とある。我々は必ず台湾を解放するみたいな意味である。
解放される必要があるのはどっちなんだ? などと内政に関して余計な突っ込みをしないのがその国に住む外国人のマナーであろう。
カミングアウトしてしまえば、いや、もうみんな、うすうすどころかしっかり気づいているかもしれないが、私はかつて三里塚闘争を闘ったこともある(※注2)共産趣味者(※注3)である。
好きな映画はジャン・リック・ゴダールの『中国女(LA CHINOISE)』。
なお、この国の偉人は、大人の場合は孔子と毛沢東だけど、子供の場合は雷鋒(Lei Feng)である。
「向雷鋒同志学習(雷鋒同志に学ぼう)」というスローガンはよく見かける。
中国の二宮金次郎みたいなものかもしれない。(※注4)
それはさておき、しかし、買ったはいいがこのマウスパットはサイズが大きい。私は場所をとる大きなマウスパットは嫌いである。
部屋の飾りにするしかない。
日本では入手できないだろうから、お土産に欲しいという共産趣味者同盟・毛沢東主義派な人は、その旨伝えてくれたら、買って帰ってあげるよ。
なお、こっちでは毛沢東のバッチやらといった共産趣味グッズは今やほとんど売ってない。こういう方面は神戸の中華街のほうがいろいろある。
共産趣味グッズをとても楽しみにしていたのだけど、こっちは政治ではなく経済の季節(※注5)なのである。
※注1: ブランドの注釈を書きたくって小説書いたんじゃないか、と思うくらい注釈が多いのである。田中康夫によると「小説の理解を助けるために入れた」ということだ。わたしもブログの理解を助けるため注釈が多いのである。
※注2: 共産趣味者同盟革命的毛沢東主義派(略称:革マオ派)・山東省濰坊本部を勝手に名乗らせてもらおう。加入を希望する革命的な同志は、勝手に「私は同盟員です」と名乗るだけでよろしい。支部も勝手に名乗ってくれ。それ以上、こっちの手を煩わせないこと。
こっちはこっちで忙しいんだから、もう。
←勝手に革マオ派・浅田マオ委員長
ところで、「共産主義」と言う言葉を入れて検索をかけたら一発でインターネット遮断されたんだけど、何がいけないのだろうか、共産主義?
※注3: 武勇伝っぽく書いたが、空港反対同盟・熱田派の現地集会に2、3回行っただけである。機動隊を鉄パイプでボコったり、火炎瓶を投げつけたりしたわけではない。
しかし、新左翼の集会って総括の時は「われわれわぁー、熾烈な権力の弾圧おー、断固としてはねのけ、今回の闘争に革命的に勝利し、歴史的地平を切り開いたことを確認しよーでわないかぁ」などと大言壮語し、そのあとみんなで肩を組みインターナショナルを歌うのである。
アホらしいったら、もうこれが嫌で嫌で・・・。
ところで、ウィキペディアの「インターナショナル」の語もインターネット遮断されたんだけど、何がいけないのだろうか、インターナショナル? 動画リンクしておこう。リンク先は6月9日の唐朝とは違うヴァージョンである。共産趣味大爆発大爆笑のインターナショナル決定的ヴァージョンである。
※注4: 中国の二宮金次郎。全然違うだろ!(一人ボケと一人ツッコミ)
まあ、かなり美化されているようで、今ではインターネット上で「無名の兵士のはずなのに、なんで後からあとからいっぱい写真が出てくるのだ」などと、こそこそ陰口を言われたりしているようである。
※注5: 資本主義路線をひた走る中国のように思われているけれど、私、どうも本格的な共産主義国家実現のための長い助走のように思える。つまり、マルクスによれば社会主義は高度に発達した資本主義の高次の段階のはずだった。ところが、実際に革命が起きたのはロシアや中国といった発展途上の国だった。土台が豊かで高度に発達した資本主義ではなく、貧しい農業国だったわけである。だから、豊かさを皆で分け合う平等な社会ではなく、貧しさを皆で分け合う社会になってしまった。そこで、マルクスの理論通り、まず高度に発達した資本主義経済を築き上げるところから革命をやり直そうとしているのではないかと思っているのだけれども、どんなもんでしょうか?
Trackback URL
http://chinamychina.tblog.jp/trackback/294997- 【中級】第5課 あきれる (08/08)
- 【対談】 授業論 〜 知識は授業を成立させるか? (04/22)
- 花火大会 (07/18)
- アリとキリギリス 〜 キリギリス的幸福論 (12/12)
- リンク追加 〜 貧しきものは幸い…なわけない! (11/18)
- 【対談】 授業論 〜 知識は授業を成立させるか?
⇒ chinamychina (04/23) - 【対談】 授業論 〜 知識は授業を成立させるか?
⇒ もと海南島の日本語教師 (04/22) - 花火大会
⇒ 退職者 (03/18) - 【中国】問題な日本語学科 〜 学校にもいろいろある
⇒ 笈川奈弥 (06/27) - 恐るべし、中国の国際的影響力
⇒ 海南島 (11/02) - KAMOMEさんとエールの交換 〜 在日本の新人講師
⇒ Chinamychina (10/24) - KAMOMEさんとエールの交換 〜 在日本の新人講師
⇒ ふらふらかもめ (10/24) - 現在我非常忙 〜 I'm so busy now.
⇒ 海南島 (10/08) - 中国語 〜 若い女性には「美女」と呼びかける
⇒ ふらふらかもめ (10/01) - 心理的瑕疵物件 〜 住人が部屋で自殺してます
⇒ 海南島 (09/12)
- 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ r鑪 cuốn chống nắng (10/08) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ erziehungswissenschaften ghostwrite (10/08) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ ghostwriter finanzwissenschaften (10/07) - リンク追加 〜 貧しきものは幸い…なわけない!
⇒ youtu.be (10/07) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ camiseta seleccion inglaterra (10/04) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ binary options (10/02) - 中国 日本語教師 4000元
⇒ winjudi gacor (09/29) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ what is billiards (09/29) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ بهترین متخصص ایم (09/29) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ صندلی گیمینگ (09/29)
- My China Life (224)
- 坐骨神経痛 (2)
- 日本語教材 (1)
- August 2024 (1)
- April 2017 (1)
- July 2016 (1)
- December 2015 (1)
- November 2015 (4)
- October 2015 (4)
- September 2015 (6)
- August 2015 (5)
- July 2015 (5)
- June 2015 (9)
- May 2015 (12)
- April 2015 (12)
- March 2015 (13)
- February 2015 (9)
- January 2015 (4)
- November 2014 (2)
- August 2014 (1)
- July 2014 (2)
- May 2014 (7)
- April 2014 (3)
- March 2014 (7)
- February 2014 (6)
- January 2014 (11)
- December 2013 (6)
- November 2013 (2)
- October 2013 (2)
- September 2013 (1)
- August 2013 (1)
- July 2013 (2)
- June 2013 (3)
- May 2013 (1)
- April 2013 (5)
- March 2013 (6)
- February 2013 (6)
- January 2013 (9)
- December 2012 (6)
- November 2012 (4)
- October 2012 (5)
- September 2012 (11)
- August 2012 (8)
- July 2012 (3)
- June 2012 (8)
- May 2012 (8)
- April 2012 (5)
- January 1970 (2)
にほんブログ村
Post a comment