2014.04.17 Thursday
中国の会社には共産党員室がある 〜 秘密の中国
このブログは、中国で体験したことを報告するという趣旨である。
が、日本に戻っている上に、最近は病状と治療の報告が多いものだから、「AKA-博田法」とか「神経根ブロック注射」つながりで訪れてくれる人が多い。
「AKA-博田法」に関して今思うことは、これって整体師がやっていることじゃないのかということ。
東洋医学を西洋医がそのままやるわけにはいかないので、関節運動学的アプローチ、AKA(Arthrokinematic Approach)という、いかにも新たな治療法のような装いを施しているだけではないのかと思っている。
そう思って、「仙腸関節」「動かす」でググってみると、「仙腸関節を動かす」という治療は実際に整体やカイロプラクティックでも行われているようだ。
もっとも、「AKA-博田法」は整体師がやっていることと同じじゃないかというのは、あくまでわたしの感想だからね。
さて、わたしは先週あたりからようやくバス停一つ分くらいの距離を歩けるようになった。
痛みを我慢しながらだけど。
電車も立っているのは10分が限界だから、立ち仕事は絶対無理な身体である。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
中国の大きな会社には必ず「共産党員室」があるらしい(←あくまでも“あるらしい”)
共産党員室があるのは「国営企業だけで民間企業にはない」という情報もあるがそれは間違い。
その証拠にわたしが毎週日曜日、出張授業に行っていた日系企業の深圳工場(※注1)に共産党員室があった。
今回この記事は、ブログとしては共産党員室の内部をレポートした日本初の記事かもしれない。
ここで知った事実は決して口外してはならない。
心して読むように。
そこは党員以外の出入りは禁じられ、中では党員によって従業員に反党分子がいないか一人一人の党への忠誠度が極秘に調査されているのである。
というのは、全くの嘘で、中は机と椅子があるだけで、わたしたち(日本人先生と中国人先生2人一組で授業に行く)は、授業前と授業の間の講師の休憩室として使っていた。
15〜6畳くらいの狭い部屋で、机と椅子だけの殺風景な部屋なので接客にも使えるような部屋ではない。
あまり使われているとは思えない共産党員室。
中国ではある程度以上の規模の事業所は、アリバイ的にこういう部屋をつくっておかないとまずいのかもしれない。
以上、共産党員室内部の極秘レポート終わり。
○○○事件(※注2)は、□□□□問題や▽▽▽(自主検閲)などと並んで中国では大変なタブーである。
こういう言葉が含まれているサイトは、万里の長城より強固なグレートファイヤーウォール、つまり金盾によって自動的にブロックされて中国国内では閲覧できなくなるので、今回は伏字で金盾を回避することにする。
映画『天○○』はずいぶん前、もう10年以上前にビデオで借りて見た。
DVD化はされていないだろうと勝手に思い込んでいたが、ちょっと気になって調べてみたらDVD化されているではないか。
AMAZONでは中古の価格がなんと19,980円からとなっている。
早速レンタルして10年ぶりに鑑賞する。
天安門広場に自由の女神が立ち、完全に解放区と化している。
中国の共産□一党○○(※注)が終焉を迎えるかもしれない。
世界中が、もちろんわたしも固唾をのんでその行方を見守った。
しかし、それは民○化を求める学生・市民に同情を示した趙紫陽の失脚を招き、人民解放軍の実弾と戦車の前に散った。
うーむ、いつ見ても重いドキュメンタリーだ。
この事件のことは中国の人の口からは語られることはないと思っていたのだけど、××先生が当時のことを話してくれた。
濰坊ではこういうデリケートなことについて話しができるという雰囲気は皆無だったけど、さすが深圳。
「わたしは当時、中学生でした。深圳でも民○化を求めるデモがありました。わたしはまだ中学生だったので○主化と言ってもよくわからなかったのですが、とにかく自分もデモに行かなければと思いました。そしてデモに参加しようと自転車で会場に行こうとしました。でも、自転車がパンクしていました。当時パンクの修理代が10元でした。今では10元は大した額ではありませんが、当時の10元と言ったら今の100元くらいですから、中学生の私にとっては、とても大きな金額です。自転車屋に持って行って事情を話すと自転車屋さんは『デモに行くのならタダで修理してやる』と言ってタダで修理してくれました。それでわたしもデモに参加しました」
自転車屋の言葉がいいではないか。「デモに行くのならタダで修理してやる」。
そして今は、
「若い人は、みんな事件のことは知らないですよ」
そりゃそうだろうな。
しかし、深圳と河一つ隔てた香港の本屋にはこの事件の本がしっかりとあった。
さすが香港。
土産に買って帰らなかったのかって? 分厚くて重たい本だったし、税関で見つかったら即没収。没収だけならいいが、さらに大変ややこしいことになるのは必至である。
それに、だいたいそんなものを買っても広東語はまったく読めないのである。
※注1: 日本では「○○○事件」と呼ばれているが英語では「○○○ Square Massacre」。Massacreは大虐殺である。
※注2: この工場はホームページによると「直営自社工場」であり、「1650名体制を整えた中国の新たな主力生産拠点」だそう。自動車の部品なんかをつくっているようだ。日曜日でも稼働しており、昼休みの昼食時は社員食堂が若い従業員でいっぱいになる。
※注3:○○に入る最も適当な言葉を次の中から選べ。
ア.独裁 イ.生活 ウ.天下 答:ア
Trackback URL
http://chinamychina.tblog.jp/trackback/316731- 【中級】第5課 あきれる (08/08)
- 【対談】 授業論 〜 知識は授業を成立させるか? (04/22)
- 花火大会 (07/18)
- アリとキリギリス 〜 キリギリス的幸福論 (12/12)
- リンク追加 〜 貧しきものは幸い…なわけない! (11/18)
- 【対談】 授業論 〜 知識は授業を成立させるか?
⇒ chinamychina (04/23) - 【対談】 授業論 〜 知識は授業を成立させるか?
⇒ もと海南島の日本語教師 (04/22) - 花火大会
⇒ 退職者 (03/18) - 【中国】問題な日本語学科 〜 学校にもいろいろある
⇒ 笈川奈弥 (06/27) - 恐るべし、中国の国際的影響力
⇒ 海南島 (11/02) - KAMOMEさんとエールの交換 〜 在日本の新人講師
⇒ Chinamychina (10/24) - KAMOMEさんとエールの交換 〜 在日本の新人講師
⇒ ふらふらかもめ (10/24) - 現在我非常忙 〜 I'm so busy now.
⇒ 海南島 (10/08) - 中国語 〜 若い女性には「美女」と呼びかける
⇒ ふらふらかもめ (10/01) - 心理的瑕疵物件 〜 住人が部屋で自殺してます
⇒ 海南島 (09/12)
- 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ r鑪 cuốn chống nắng (10/08) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ erziehungswissenschaften ghostwrite (10/08) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ ghostwriter finanzwissenschaften (10/07) - リンク追加 〜 貧しきものは幸い…なわけない!
⇒ youtu.be (10/07) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ camiseta seleccion inglaterra (10/04) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ binary options (10/02) - 中国 日本語教師 4000元
⇒ winjudi gacor (09/29) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ what is billiards (09/29) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ بهترین متخصص ایم (09/29) - 入試国語攻略〜国語入試問題は出題者を相手に解け
⇒ صندلی گیمینگ (09/29)
- My China Life (224)
- 坐骨神経痛 (2)
- 日本語教材 (1)
- August 2024 (1)
- April 2017 (1)
- July 2016 (1)
- December 2015 (1)
- November 2015 (4)
- October 2015 (4)
- September 2015 (6)
- August 2015 (5)
- July 2015 (5)
- June 2015 (9)
- May 2015 (12)
- April 2015 (12)
- March 2015 (13)
- February 2015 (9)
- January 2015 (4)
- November 2014 (2)
- August 2014 (1)
- July 2014 (2)
- May 2014 (7)
- April 2014 (3)
- March 2014 (7)
- February 2014 (6)
- January 2014 (11)
- December 2013 (6)
- November 2013 (2)
- October 2013 (2)
- September 2013 (1)
- August 2013 (1)
- July 2013 (2)
- June 2013 (3)
- May 2013 (1)
- April 2013 (5)
- March 2013 (6)
- February 2013 (6)
- January 2013 (9)
- December 2012 (6)
- November 2012 (4)
- October 2012 (5)
- September 2012 (11)
- August 2012 (8)
- July 2012 (3)
- June 2012 (8)
- May 2012 (8)
- April 2012 (5)
- January 1970 (2)
にほんブログ村
Post a comment