中国に絵葉書はない　　　　　　　　from 大阪 JAPAN

消してしまった。
１時間くらいかけて書いたブログを消してしまった。
これまでにも、何度もやった失敗である。
これを防ぐためには、一度メモ帳に下書きしてから、それをコピペすればいいのだが、今日は直に管理者ページの投稿欄に書いていた。

今日は近所の「中国鍼」の看板を掲げている鍼灸院に鍼を打ちに行ったのである。
わたしは、本場中国の大病院で１週間ほど鍼治療を受けていた。
というわけで、本場と比べてああだこうだと書いていたのだけど、一瞬ですべて消えた。

日本人が中国の病院に行って驚くのは、中国は診察・治療の前にすべてが前払いということとか、学校の怠慢で日本人教師の保険に学校が加入してなかったので、わたしは校長のご主人の保険証を使って診察を受けていたとか、いろいろ書いていたのだけど、ああ、もう書く気がしない。

しかし、日本なら他人の健康保険証を使って病院で治療を受けたら、即、詐欺罪で警察行きだろう。
わたしは、どうなったかと言えば、もちろん医者にはすぐばれた。
「日本語の通訳がいるのでおかしいと思った」（医者）

しかし、医者は何も咎（とが）めることなく診察・治療を続けた。
ちゃんと金さえ払ってくれたらいいということなのかもしれない。

このへんの中国の大らかというか、でたらめがストレスになる人も多いのだけど、わたし、こういうユルいのは好きだ。
「上有政策、下有対策」の国である。中国の役人が大変に融通が利かないぶん、人民どうしでは融通をつけあい助け合う知恵が発達していると好意的に考える。

ちなみに、スーパーなんかではレジに並んでいる人の前後で、堂々と会員カードの貸し借りをしているのはよく見かける光景である。
わたしも、後ろに並んでいる女性から「（会員限定割引のものを買うので）会員カードを貸して欲しい」と言われて、カードを貸したことがある。

病院の話でちょっと付け加えると、「日本の病院はすべて後払いだ」というと中国の人は驚く。そしてこう質問してくる。
「お金を払わずに帰る人はいないのですか？」


話はかわるが、今日の小保方ちゃん面白かった。

「ＳＴＡＰ細胞作製に２００回以上成功している」

関西人はみんな、ここで突っ込んだはずである。
「２００回もやったんか！？」

「200％勝てます」のセリフで有名なMr.200％こと「安生洋二」の名前が頭に浮かんだ。
小保方ちゃんはMiss２００回か？

せめて、「２回成功しました」くらいに収めておけば信憑性もあると思うが「２００回」というのはギャグか、白髪三千丈みたいなメタファーの世界だろう。

それはウソだろと指摘されたときに、
「（わたしは○○に）２００回以上成功しました」とギャグで答えることが巷で流行るかもしれない。
こうして「２００回以上成功しました」は、今年の流行語大賞になる？

ならないか。

ああ、もう書くの嫌だと言いながらも、読み返すとえらく長い文章になったな。