2014.03.10 Monday
【坐骨神経痛】 激痛と噂の神経根ブロック注射
わたしの病気は椎間板ヘルニア+腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)である。
その病気の症状として坐骨神経痛があるのである。
よく「腰は大丈夫ですか」と言われる。そのように勘違いするのも無理のないことであるが、腰痛は全くない。
坐骨神経痛で太ももの裏が痛いのであるから、みな間違えないように。
坐骨神経痛は、中国語でも「坐骨神经痛」と書く。日本語と同じである。
魯迅が留学していたのは仙台医学専門学校(現在の東北大学医学部)である。
中国の西洋医学は日本経由で入ってきたものが多いので、病名も日本語と同じものが多いのである。
余談だが、経の字が日本の漢字と違うのはすぐ気付くであろう。実は骨も日本の漢字とは微妙に違うのだが、パソコン上では、日本語の「骨」で表示されてしまう。
さて、帰国して2か月が過ぎたものの痛みがひかない。
というわけで予告通り、次の打つ手。神経根ブロック注射を打ってきた。注射で神経から脳への痛みの伝達を止めるという治療である。
世間では、これ以上に痛い注射はないと言われる神経根ブロック注射。医者も「注射自体が痛いです」と言っていた。
わたし、注射の痛みに対する耐性はきわめて低い。
でも、注射の一時の痛みに耐えればその後は、長かった坐骨神経痛の痛みから解放される・・・いや効果は100%ではないので解放されるかもしれないのである。
恐いのでやりたくないけど、予約もしたのでもう逃げるわけにはいかない。
神経根ブロック注射はレントゲン透視しながら、針を刺していく。神経根の位置をさぐって薬を入れるのである。
よってかなり大がかりなことになる。医者が3人いた。一人はレントゲン操作、一人は注射、若い一人はインターンか看護師か? それぞれが役割分担しながら注射をするのである。
坐骨神経痛で痛いのは太腿の裏だが、注射は腰に打つ。
「針を入れていくと、(坐骨神経痛で)痛いところがビビッと来るところがあります。ビビッと来たら教えてください。じゃ、針を入れます」
針が刺される。痛ああああああああああああああ・・・・・と言うのを予想していたのだけど、あれ? そんなに痛くない。
針が深く入っていくのがわかる。痛い。でも想像していたような激痛ではない。初めの針を刺した時の鋭い痛みが、針が深く入っていくに従い筋肉の一部をぎゅっとつままれているような鈍い痛みに変化していく。ん? これ中国で針治療したときの針の痛みと全く同じだ。
「こらえてくださいね」と医者。
「こらえて」といいうのは「我慢して」の関西弁である。この単語、久しぶりに聞いた。
しばらくするとビビッときた。注射は腰に打っているのに、たしかに太腿の裏、いつも痛いところが一瞬電気が走ったかのようにビビッときた。
「あっ、今、一瞬ビビッと来ました」
「ビビッと来ましたか。ここですね。じゃ、薬入れますね」
するとその瞬間、嘘のようにすっと坐骨神経痛の痛みがひいた。
さて、その注射の痛みだけど、わたしの場合は覚悟していたほど痛いとは感じなかった。
中国では針治療を受けていたのだけど、この針が痛かった。
今回の注射の痛みはそれと全く同じ痛みだった。
神経根ブロック注射を打った人のブログに、わたしと同じような感想を書いている人がいる。
いや、注射は1か所だけ針を刺すが、中国針治療は何か所も針を刺すわけでそっちのほうが痛かったような気がする。
激痛、恐怖と形容される神経根ブロック注射。いったい何だったんだ小保方たんのSTAP細胞じゃなくて、神経根ブロック注射。
神経根ブロック注射は確かに痛い。でも痛みの感じ方は人それぞれであり、激痛と感じる人もいればそうでない人もいる。
当たり前と言えば当たり前なのである。
でも、待てよ。新たな疑問が。神経根ブロック注射は、レントゲン透視下で慎重に針を入れていくのだ。
今回の神経根ブロック注射と、中国針と痛みが全く同じということは、あの中国針治療は勘と経験だけを頼りに針を神経の近くまで刺していたのか?
でも、嬉しいなったら、嬉しいな。
完全に痛みから解放された!
足に違和感を感じだしたのが去年の10月。足の違和感が痛みに代わったのが11月、それが激しい痛みに変化したのが12月の下旬。無痛で外を歩くなんて約3か月ぶりなのである。
あとはこれがどれだけ持続するかである。
注射代5150円分は痛みから解放されたいぞ。
どれだけ持続するか・・・・どれだけ・・・持続・・・がんばれ神経根注射、がんばれ俺の神経・・・・注射後2時間半経過・・また痛みが・・・ん? 復活してきた。
本日の痛み止め代、2時間半で5150円。
とにかく2時間半は無痛で、その間大変な幸福感を感じることができた。
ハッピーな時間、2時間半5150円。風俗産業は行ったことがないのでよく知らないが、念のためもう一度言っておくが、風俗産業は行ったことがないのでよく知らないが、念には念を入れてもう一度言っておくと逆に怪しまれるのでやめておくが、風俗でハッピーな時間を買うより超激安であることぐらいはわかる。
でも純粋に医療費として、治療効果が2時間半で5150円は高いのではないか。
はたして、どう考えて5150円の出費を納得させればいいのだろうか。
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