2013.01.26 Saturday
今さらながら、ウェイファンってどんな町?
工事中 工事中
北京、上海に香港といった外国人も多く住んでいる都市の情報は巷にあふれている。濰坊のような地方都市の情報を日本語で収集するのは困難である。
わたしも、ここに来る前は日本で検索して調べていたが、有益な情報にはほとんどヒットしない。
唯一、リアルタイムに濰坊情報を届けていたのが、困った事に日本語教師LIFEセンセーのブログだった。でも、このセンセーは知識が貧しい上に、自分で情報収集できないから又聞きが多く、さらにそれを下手な文章で書くから内容が浅くて頼りないんだよねぇ。
下品で、読んでいて不快感を感じる記事も多いし。
その中で、おもしろいのは咲さんという日本語教師のブログ、じゃなくホームページ。
文章が上手い。この人の文章マネしようかな。
2004年から更新が止まったまま放置されているから、勝手にリンクを貼らせてもらおう。
リンクを貼るだけならマナー違反でも著作権違反でも何でもない(というのがわたしの考えである。他人に見られて困るものをオープンなブログにするのが間違っている)。
日本語教師LIFEセンセー批判しているから、人の悪口ばかり言っている嫌な奴だと思われているかもしれないが、いいものはちゃんと認める。誰も言わないから自分で言うが、根は謙虚でいい人なのである。
名前もプロフィールも分からないが『旅の雑記帳』というブログは、要領よく濰坊の町の見どころがまとめられている。
尖閣諸島(釣魚島)の問題にも言及しているが、この人の言っていることは100パーセント同意するわけではないがよく分かる。
濰坊名物の青ダイコンや、こっちで売っている焼き芋のことも、わたしの感想に近い。
焼き芋は、確かに「日本のお芋のように,ホクホク感はなく,ちょっとベチャッとして」いるのだが、これがスイートポテトのようでおいしい。
これも2010年12月から更新が止まっている。こっちも勝手にリンクを貼らせてもらおう。
何だか、売れずに絶版となって世間から忘れられた本の発掘、復刻作業をしている気分だな。
かなり古い(2006年)が、OK Waveに「日本人経営の(濰坊の)飲食店から採用内定をもらい、そちらに行こうかどうしようか検討中」という人の相談が出ている。
質問に対する回答者2名。濰坊に行ったことないのに回答している。
推測だけの不確かな回答。こういうのは親切なんだろうか?
まず維坊市の面積を確認してみる。維坊市の面積は15,859平方km。
どんだけ広いねん。兵庫県(8,396平方km)の約2倍。
だから濰坊のどこに赴任するかで回答は全く違ってくると思うのだが、まあ普通濰坊市といえば、わたしの今いるところを指す。
わたしが答えるとしたら、濰坊は高松だとか姫路だとかのような日本の地方都市のような町と答える。
つまり、中心部は意外と小さくて、移動しやすい。徒歩圏内に大きなスーパーがあるところに住めば生活は便利なのである。
田舎という言葉はまったくあてはまらない。だいたい、フランス人経営のフランス料理屋が○○県○○郡○○村にはないように、日本人経営の日本料理屋が田舎にあるはずがない。
高層ビルも多く、はじめて来たら大阪や名古屋なみの大都会に見えるだろう。
実際、こういちという人のブログでは「濰坊市は人口845万人の大都市で、707万人の青島市より人口が多く、宿泊した国際金融大酒店は30階建ての新しいホテルで周りにも高層ビルが立ち並ぶ大都会です。今までこういう名前の大阪府と同じくらいな都市があるなど全く知りませんでした」とその感想が書かれている。
しかし、その中身がわかってくると、高松や姫路なのである。
表通りの光景が、高層ビルが建ち並ぶ先進国の様であっても、路地へ入ると一気に昔ながらの中国の光景になる。
公共交通は発達していないので、市内の移動は路線バス・タクシーになる。
ほかに、あれは何というのだろうか、タイのトゥクトゥクのような三輪タクシーでいいのか駅前でよく見かける、電動バイクの後方に簡易な人を乗せる荷台をくっつけたような乗り物がある。
値段交渉しないといけない・地元の人間でないと値段の相場が分からない・駅から離れるとあまり走っていない・笑ってしまうぐらいしょぼくて乗り心地も悪い(に決まっている)。以上の理由から日常の足としては利用しないだろう。
物好きなわたしではあるが、利用したことはない。
わたしが知っている範囲では、日本料理屋は2軒。日本式焼肉屋が2軒(※注)、日本のラーメン屋(味千ラーメン)が1軒営業している。
かつては「一休」という日本人経営の食堂が日本人の溜まり場だったが一昨年に店を閉めた。
「元禄寿司」という店(日本の元禄寿司とは無関係だろう)もあるのだが店が開いているのを見たことがない。
日本語の通じる食堂は1軒だけ知っている。日本なら即営業停止になりそうな、汚い台湾料理屋の人が日本語ができる。
「日本語語分かるんですか?」
「わたしは台湾人ですから」
2回行った。場所が見つけにくいところにあるし小さくて汚い店だから、ここを知っている日本人はわたし一人ではないかと思うが、人にはすすめられない。
Y先生と前を通ったとき、この店に入ったと話すと、Y先生は目視で0.57メートルほど引いた。
以上が、街の発展(都会)度、街の様子、生活のしやすさに対する回答。
日本人度は極めて低くジャスコ(青年路という場所から早春園という場所に移転のため現在閉鎖。今年2月1日にイオンとして移転オープン)に行ってさえ、日本人に出会わない。
以上、日本人度に対する回答。
観光地ではないし、北京や上海のように何もしなくてもさまざまな情報が飛び込んでくるわけでない。中国語は必須。坂のない町は、だだっ広いだけで海も山も見えない。
刺激がなく、つまらない退屈な町なのだけど、そのなかで楽しみを見つけることができれば、青島も済南も日帰りできるし、住みやすい町なのである。
『旅の雑記帳』の人も、「観光的にいえば、それほど“見所”はありませんでしたが、住みやすい町でした」と言っている。
帰国まであと10日ほど。
じゃ、あとはくいぅえん君よろしく。濰坊はお任せします。
※注: うち1軒の焼肉屋は日本語教師LIFEセンセーも取り上げている。「北海道産豚ということですが、北海道産の豚なんて聞いたこと無いですけどね」などとやはり自らのアホ・バカぶりを披露している。北海道では明治時代から養豚をしている。豚丼は有名だ。そう言えばこのセンセーは回族と豚肉の関係もよく分かっていなかったなぁ。町を歩けばあちこちに清真料理の店があるのに入ったことがないのか? 肉は牛肉か羊肉であり豚肉を使った料理は一つもない。
このセンセーは無知なくせに、中国人に対しては常に上からの目線でものを言うからよけいカチンとくる。下品である。
日本人は謙虚で礼儀正しいと信じる愛国者のわたしは恥ずかしいぞ。
たとえ革命的左翼であっても恥ずかしいぞ。(←ギャグ使い回し)
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